2015年11月24日火曜日

平和を願うメッセージ


平和月間『平和の鳩』活動のご報告

11月に入り、各家庭に平和の鳩の案内を配布しました。それに加えて幼児クラス(3,4,5歳児クラス)にも、担任の先生にクラス活動の中で平和について考えながら鳩の作成をしてもらうようにお願いをしました。家庭と保育園とで向き合う時間を持つことが出来たかと思っています。

子どもたちの平和を願うメッセージや色使いが個性あふれ、それぞれの持ち味が、色とりどりに表現されていました。

配布した鳩の絵を切り取ってくれた子、きっと、その絵を見ながらなのでしょう、自分で一から描いた鳩の絵を持ってきてくれた子もいました。

5歳児クラスのお友達は、担任の先生と8月の平和月間に戦争について、平和について考えた事、イメージした事を振り返る時を持ちながら、平和について考え鳩に想いを記してくれました。平和というと難しいかなということで、鳩には、自分が言われて嬉しい事を考えて書くようにしてみたところ、『みんなだいすき』『みんなともだち』『みんないつもありがとう』と描かれていました。あったかい、嬉しい気持ちになることばかりですね。

3歳児クラスの子どもたちは担任の先生に『平和って何だろう?』と質問されても、戸惑って言葉にして表現したりするのはまだまだ難しい様でした。そこで、きれいな色、楽しい色の鳩を作って、見た人が楽しい気持ちになる鳩を作ろうと提案し、鳩作りがスタートしたそうです。

今、保育園の階段や、玄関ホールには子どもたちが平和を想って色を付けた、言葉を書いた鳩たちが羽ばたいています。

今、世界ではテロで無差別にたくさんの人々が殺されたり、いつ、どこで、だれが、何を考えているのか分からず、怖いと思える事も多いです。便利と思っていた物が悪用されたり、いたずら心から大きな事故を招き、悲しい想いをする人々も絶えません。

日々の保育の仕事をする中で、一番重要なことは、『人を人として大切にする』ことだと感じています。自分を大切にする。相手を大切にする。大切にされた人は大切にすることを知っています。命を大切にすることを隣の人へ、次の世代へとつなげていける保育を目指していきたいです。みんなの気持ちが込められた鳩が、世界中に羽ばたき想いが繋っていきますように……。


(YMCA東かながわ保育園 菊池 智子)