2016年11月30日水曜日

今年で5回目!大倉保育園キャンプ

2016年11月9日(水)~11日(金)福島県いわき市の大倉保育園5歳児クラスのお友だちを招いて、支援キャンプが行われました。2011年3月11日の東日本大震災後、放射能の影響でこれまで当たり前に出来ていた外遊びが存分にできなくなり、自然物にも触れない時期がしばらく続きました。富士山キャンプで、大自然の中で思い切り遊んでもらいたいとの思いから始まったキャンプです。
毎年、横浜YMCAの保育園スタッフが一緒に参加しています。今回は東かながわ、マナ、かわさきの3園のスタッフが同行しました。

毎年11月に実施されており、現地は寒さが厳しいことが多く、今回も2日目のプログラムに予定している富士山の2合目、西臼塚散策のプログラムが心配されましたが、不安定な天気予報にもかかわらず、時折暖かい陽射しも差込み、思い切り身体を動かし遊ぶことが出来ました。

1日目。9時ごろいわき市を出発したバスは、14時半すぎに富士山YMCAに到着しました。富士山がとてもきれいに見えていました。

開村式を済ませると、明日から雲が多くなる予報でしたので少しでも広々とした富士山YMCAで遊んでもらおうと外で飛び出しました。バスをおりた直後は、長旅に少し疲れ気味の子どもたちでしたが富士山YMCAでいろんなもの見つけよう!と目が輝かせていました。
開村式
おにごっこしたよ!
かわいいサイズの栗
みのむし
 木の実や虫さがし、おにごっこなどそれぞれ長時間バスの中で居た分をとり戻すように元気いっぱいの子どもたちでした。
夜寒くないように。と、みのむしさんのベットもしっかりつくっていました。
2日目。朝はなんとかまだ富士山もみえていました。寒さ対策をしっかりして西臼塚散策へ出発!







きのこ
まだ新しい、シカのうんち




赤・黄・緑・茶カラフルな紅葉の西臼塚。ここでもたくさんの発見をしました!今年は寒さで泣く子はいませんでしたよ。

夜はメインホールでキャンドルファイヤーで盛り上がりました。毎年恒例になっている先生たちによるダンスタイムもありました。


YMCAの先生と大倉保育園の先生の即席ユニット!ダンスタイム
雨は夜の間中、たっぷり降っていました。最終日は富士山は見れるかな?

3日目。最終日の朝のつどいでは東かながわ保育園の園長先生のギターで『虹』という歌をみんなで歌いました。朝からザーザー降っていた雨が少しずつ小降りになってきました。


朝食をすましてお部屋の掃除をしていたら、なんとスッキリ雨が止み、暖かい太陽が顔を出しました。富士山YMCAを出発するまでの時間も思い切り遊ぼう!と原っぱで駆け回りました。

花かんむりを作る園長先生と子どもたち
四葉のクローバー
とかげ
閉村式で横浜YMCAのスタッフから思い出メッセージをプレゼントしました。

思い出メッセージ
お見送り
3日目の富士山
あっという間に過ぎた3日間でした。また来年も、これからもずっと交流が続きますようにと願いバスを見送りました。
大倉保育園のお友だちがいわきに到着したのは19時少し前だったそうです。本当に長い時間をかけて富士山キャンプに参加してくれたこと、また遠い静岡でのキャンプにお子さんだけで2泊3日も参加させてくださった保護者の皆様に心より感謝いたします。今年の5歳児クラスの子どもたちは震災前後に生まれた子どもたちです。子育ての不安はもちろんのこと、震災被害で様々な困難の中、前進してきたご家族が多いのではと思います。
キャンプに参加させることに対して、大変悩まれたご家庭もあったようです。そんな大人の不安をよそに子どもたちはたくましく2泊3日過ごして帰って行きました。
たくましい姿をみて、少しでもこれからの勇気につながってくださることを願っています。
また、今度は家族で富士山YMCAに来てくれるといいなと思います。
(YMCA東かながわ保育園 岩間 陽子)

http://www.yokohamaymca.org/childcare/higasikanagawa.html