2016年11月14日月曜日

実りの秋です嬉しいな 天の神様ありがとう

11月10日(木)に収穫感謝祭をおこないました。讃美歌“はたけにおやさい”の「実りの秋です嬉しいな 天の神様ありがとう」という歌詞にもあるように、皆で食べ物を美味しく頂けることを喜び、作物を作ってくれた全ての方に感謝する時を持つことが出来ました。

まずは礼拝の時を持ちました。収穫感謝祭とは何か、なぜ行うのか、説明がありました。園長先生からは収穫感謝祭の由来を中心にお話がありました。イギリスからアメリカに渡った人々や、アメリカの先住民のお話から、絵を見ながら興味津々に聞いていた子どもたちです。
また、会場の前方には多くの野菜で彩られた祭壇を設置しました。この野菜は毎年さつま芋の苗植えから収穫まで子どもたちが体験させてもらっている、角田さんの畑で収穫されたものを、本日のため特別にご用意頂きました。実際の野菜を目の前にし、子どもたちは野菜の名前当てクイズで盛り上がりました。特に「長芋」が一番難しかったようで、いろいろな答えが飛び交っていました。
さて、礼拝が終わってからは栄養士による「にんじんごぼうだいこん」のシアター、そして各野菜の栄養についてのお話がありました。にんじんにはビタミンAが、ごぼうには食物繊維が、だいこんにはビタミンCが、それぞれ多く含まれ、健康に大切な働きをしてくれている、といったお話でした。楽しみながら、野菜の栄養について身近に感じられたことと思います。
その後は、乳児クラス・幼児クラスに分かれて祭壇にある野菜に実際に触れることが出来る「野菜のふれあいタイム」を設けました。どれを触ってみようかな?と悩んだり、「おも―い!」と抱えてみたり、好きな野菜をたくさん持ってみたり。また、0歳児クラスのお友だちは実際の野菜に触れることに戸惑い、涙が見られることもありましたが、それもまた可愛らしい様子でした。良い経験のひとつとして、これからすくすく育っていってもらえたらと思います。たくさんの姿が見られたひと時でした。
その他に、幼児クラスではおにぎり作りを行い、実際に食材に触れる貴重な機会となりました。自分たちで作ったおにぎりを給食で頂くと、美味しさもひとしおだったようです。この経験を通し、お米の農家さんや、いつも美味しい給食を作ってくれる給食室の先生たちに感謝の気持ちを持ってもらい、また食材がさらに身近な存在になってくれたら、と願っています。
多くの恵みに感謝し、おいしい、うれしい、と思える毎日が幸せなことだと改めて感じた一日でした。この収穫感謝祭をきっかけに、本日だけではなく今後も食材の周りのすべての人や物、そして命を与えてくださる神様に、感謝の気持ちを忘れず過ごしていきたいと思います。
(YMCA東かながわ保育園 仁藤優乃)