2015年8月28日金曜日

東アジアのともだちにあいさつを送ろう

YMCA東かながわ放課後児童クラブ・「東アジアのともだちにあいさつを送ろう」プログラムのご報告

 夏休みの特別プログラムとして「南北コリアと日本のともたち展」の実行委員会の方々をお招きして、「東アジアのともだちにあいさつを送ろう」をテーマに絵画のワークショップをしていただきました。「南北コリアと日本のともだち展」とは、すぐお隣にあるのに、往来が簡単ではなく、交流も少ない朝鮮半島と日本の子どもたちが絵で繋がろう!というプロジェクトです。

 はじめに日本に一番身近な東アジアの国々、特に南北コリアについて言葉や食文化を学びました。「ぼくのお父さんのお友だちが韓国にいるよ!」と教えてくれるお友だちや北朝鮮には直接入国できないことを初めて知って、「なんでだろう?」と疑問を持つお友だちもいました。


 そして、お勉強をした後は、いよいよ等身大の自画像をみんなで協力して描いていきます。モデルとなるお友だちに大きな紙の上に寝転がってもらい鉛筆で型を描いて行きます。縁取りが出来上がったら洋服の色を考え、筆やスポンジを使って色をつけていきました。目や鼻、口、髪の毛を描いていくことでどんどんとモデルのお友だちに近づいていきました。


 色付けが終わったお友だちから順番に等身大の自画像の紙に一緒に貼り付けるワッペン作りも行いました。日本語で名前を書いた下に見よう見まねの韓国語でも書いてみたり、自分の似顔絵を描いているお友だちもいました。




最後には、「東アジア旅行に持って行きたい便利アイテム」をそれぞれ考えました。飴をなめると話す相手の言葉(外国語)がわかるようになる道具を考えたお友だちや迷子のお友だちを探し出す道具を考えたお友だちもいました。おとなが考え付かないような様々な道具を考えるこどもたちに驚くばかりでした。




 今回こどもたちが協力して描いた等身大の自画像は2016年2月に東京で行われる「南北コリアと日本のともだち展」で展示される予定です。
最後にお忙しい中ゲストスピーカーとして来ていただいたおふたりに心より感謝したいと思います。


(YMCA東かながわ放課後児童クラブ 湯川 千愛)