2017年2月14日(水)3歳児・4歳児・5歳児クラスは神奈川県くらし安全交通課の職員の方々に来ていただいて、子ども防犯指導教室を実施しました。
『ぼうはん』って言葉、聞いたことあるかな?どんな意味かしってる?という質問からスタートしました。
『良くない事から身を守ること』の中から『ゆうかい』について教えてもらいました。
『誘拐されないための4つのお約束』というおはなしのDVDを見ました。コロちゃんとシロタンが遊んでいると、怪しい格好のおじさんが近づいてくるのですが、怖くなってしまったのか両手で目を覆うお友だちもいました。
『4つのお約束』
① 出かける時には行き先を言う
② 一人では遊ばない
③ 知らない人にはついて行かない
④ こわい時には大声を出して逃げる
すっかりおはなしの世界に見入っていた子どもたちは、そのあとのクイズの時間もとても真剣に参加していました。
どちらが不審者でしょう? どちらも正解! 見た目ではわからないのです。
知らない人から声をかけられたら、近づきすぎないようにしよう!2メートルくらいはなれよう!(大人の人が両手をひろげたくらいが2メートル)
知らない人からあいさつされたらどうする?「あいさつする!」「しらない人だからしない!」など、いろいろなことを学んだ子どもたちは悩んだ様子でした。
教えてもらった答えは、『元気よくあいさつしよう!』でした。
元気に大きな声であいさつができる子は『たすけて~!』の声も、きっと大きな声だろうと思われてしつこく声をかけないようになると教えてもらいました。
最後に年長組のお友だちに手伝ってもらって、『知らない人に声をかけられたらどうする?』のロールプレイにチャレンジしました。
怪しいおじさんが子どもたちの喜びそうなおもちゃ、おかしなどを用意してやさしく声をかけてきます。
みんなきちんと大きな声であいさつを返します。
おじさんとの距離もきちんとあけています。
全身に力を入れて、頑張って誘惑をことわります。
でも、やっぱりこわくて最後に大きな声で「たすけて~!」といって逃げる事もできました。
元気よくあいさつをできる子になってほしい。困っている人を助けてあげられるやさしい子になってほしいと願う一方で、防犯のためには知らない人に近づかないように教えなければならないのが現状でもあります。
今回の防犯指導では日頃から元気あいさつをすることが不審者から狙われにくくするためのポイントだと教わり、普段から大人たちが伝えていることが基本なのだと改めて確認する事ができました。
元気にあいさつができる、やさしくたくましい子どもたちに成長してほしいと願います。また、いつも子どもたちの安全を守ってくださっている、くらし安全交通課のみなさんに感謝いたします。
(YMCA東かながわ保育園 岩間陽子)
http://www.yokohamaymca.org/childcare/higasikanagawa.html