2021年7月27日火曜日

SDGsプログラムについて③

YMCA東かながわ放課後児童クラブ
 7月のSDGsのプログラムは、「質の高い教育をみんなに」をテーマに
「差別」について考えました。

「差別」という言葉を聞いたことがない、
あるいは聞いたことはあるが意味までは分からない、という子が多く

「差別とは何か」を知るところからスタートしました。

意味を理解したあとに「なぜ差別が生まれるのか?」と問いかけると
「自分が正しいと思っているから」 

「周りの人と違うのが悪いことだと思っているから」と思い思いの意見を出していました。

そして、世界中で起こっている差別の具体例の中から「LGBTQ」や
「障がい」「人種」についてもお話ししました。

子どもたちにとって実感がわかないことのようでしたが、
「身体の性別と心の性別が違う人がいる」
「肌の色が違うというだけでいじめられる人がいる」というお話には、
衝撃を受けながら様々意見を口にしていました。

また「教育」で起こっている差別について触れ、
そこから派生して「ジェンダー平等」についてもお話ししました。

「日本はジェンダー平等ランキング何位か」というクイズをした際は、
予想以上に低い結果(156カ国中120位)に「日本が1位になるために頑張ろう」
という声も上がりました。

世界中に起こっている差別について考えたあとは、
「そらをとびたかったペンギン」という絵本の読み聞かせをしました。

本の内容から差別が身近にあることを実感したようで、
「相手を大切にする」「見た目や性別で決めつけない」など
どうすれば差別がなくなるかじっくり考えることができました。

(YMCA東かながわ放課後児童クラブ まっつんリーダー)