2021年3月3日水曜日

ピンクシャツデーの取り組み

YMCA東かながわ保育園

 2月24日(水)のピンクシャツデーを迎えるにあたって、東かながわ保育園では、ぞう組(5歳児)の子ども達と一緒に“いじめのない世界”について考える時間を持ちました。

 はじめに,ピンクシャツデーの由来を描いた紙芝居を視聴しました。      

YouTubeUPされているものですので、是非ご家庭でもご覧ください^^           

  https://youtu.be/Ki8Hzzlz9U0 (横浜YMCA ACT作成)

 次に、「にじいろのさかな」という絵本の読み聞かせを見ました。きらきらした鱗をもった自分に酔いしれている“にじうお”というさかなが、自分以外の誰かに自分の鱗を分け与えることで、優しさや友だちの大切さを知っていく物語。

 この物語と、ピンクシャツデーの紙芝居を見て、「どんなことが素敵だったか」「こんなことが良くないと思った」など、それぞれ意見を出し合いました。

 子どもたちからは、

 ・鱗をみんなにあげたことが素敵だと思った。

 ・友だちと一緒に遊べて良かった。

 ・最初、鱗をあげない、としたことが意地悪だった。

 ・みんなでピンクのシャツを着ようと言ったことが素敵だった。

 ・お友だちに「お前」ということが良くなかった。

などなど…。

 沢山の意見が出たので、大きく3つの言葉にまとめました。

 *みんなとわけあうこと

 *おともだちといっしょにあそぶ

 *おともだちにやさしくする

 この3つの言葉は、“いじめのない世界”を目指すにあたり、とても大切なことだということを、改めて子どもたちと再確認しました。

 最後にピンクシャツデーメッセージとして、どの言葉を描きたいか子どもたち自身で選んでもらい、メッセージ用紙にこれらの言葉を描きました。

 ひらがな表や見本とにらめっこしながら真剣に書く子どもたち。

 真剣に、丁寧に言葉を描いている子どもたちから、日々の中で言葉を発する時にも、このような丁寧さをもっていきたいとしみじみ感じ、大切なことに気づかせてもらいました。

  そして、メッセージカードの完成!               


  


 

 「みんなとわけあうこと」



         


      


 「みんなといっしょにあそぶ」





            

 


 「おともだちにやさしくする」




素敵な言葉とイラストを書いてくれたぞう組の子どもたちに、心より感謝したいと思います。


紙芝居が好評だったため、今度は幼児クラス全体でも紙芝居を視聴しました!        

 視聴を終えて、保育者から「お友だちにいじわるしていいのかな?」という問いがあると、子どもたちからは、「だめ~」「やられたら悲しい」、「どうしたら良いかな?」という問いには、「優しくする!」などの声があがっていました。

 ピンクシャツデーの由来を描いた紙芝居を通して、子どもたちがいじめについて、お友だちと関わることについて考える機会となり、嬉しく思います。

 今回の取り組みを通して、お友だちと関わっていく中で大切にしたいことを改めて考える機会となり、ピンクシャツデーへの理解が深まった時間にもなりました。



 ピンクシャツデー当日は、幼児クラスの子どもたちを中心に、ピンク色のTシャツやズボン、髪ゴムなどを身につけてくれた子が何人も!「ピンクが無かったから、紫にしてきた~」という子もいました。”ピンク色”ももちろん大事なポイントではあるのですが、“ピンクを着よう”という意識をもってくれたことが、何より嬉しく感じる一言でした^^

         


 また、ちょうど2月24日(水)は地域子育て支援「ふわふわの会」の音楽会が開催された日でもありました!演奏してくださった、金管アンサンブルTANBRASS(タンブラス)のみなさんもピンク色のシャツをご着用!会全体がピンクに彩られ、とても明るい雰囲気に✿

TANBRASSのみなさん、ピンクシャツデーへのご協力ありがとうございました!

 横浜YMCAでは毎月最終水曜日をピンクシャツデーとして活動を続けています。Tシャツでもハンカチでもネクタイ、ペン、ノート、どんな物でも構いません♪是非ピンク色の物を身につけて、いじめのない世界を目指す運動に参加して頂けたら幸いです。

一人でも多くの人が、温かい気持ちを持つことができますように。

                         YMCA東かながわ保育園 菊地