2020年9月11日金曜日

災害時メニュー

この日の給食は実際に災害が起きたことを想定して、昼食には備蓄品のα化米を使ったおにぎりと、乾物を使った副菜と汁物を提供しました。幼児3クラスにはα化米からごはんが出来るまでを見学してもらいました。保育園で備蓄している大きなα化米を見て子どもたちは興味津々!

栄養士「地震などの災害になると電気や火が使えなくなっちゃいます。そんなときは電気や火を使わずに水があれば作ることが出来るお米を使ってみんなのごはんを作るんだよ」 

子どもたちみんな真剣にお話を聞いていました☆


お湯を入れてかき混ぜているところを真剣な姿で見ていました。

お湯を入れたら、あとは出来上がるのを待つだけです。

             
<昼食>
α化米おにぎり(鮭・わかめしらす)
ひじきの煮物
みそ汁
ゼリー
<おやつ>
乾パン

昨年はおにぎりと汁物とゼリーのみでしたが、今年は乾物を使った副菜を増やしました。
災害用に用意している備蓄品って気がついたら賞味期限が切れていることってありませんか?以前災害時の備蓄品についての研修に参加したところ、備蓄用に売られている乾パンや缶詰のパンなどをそろえるのではなく、普段から使っている乾燥ひじきや、切り干し大根、高野豆腐、ツナ缶、サバ缶などを多めに在庫として用意しておくと、災害の時に調理が出来て良いとの事でした。ぜひ、備蓄品を用意する際は考えてみてください。

午後は引き渡し訓練です。猛暑のため園周辺を歩いて帰園しました。お迎えが来るまでの間、おやつの乾パンを食べました。硬くてことりぐみの完了食の子は食べられないかなと思っていたのですが、みんなもりもり食べていて驚きました!乳児クラスは固くて食べるのを諦めた子もいれば、お迎えの間に完食している子もいました。幼児クラスになると、ちょうど歯が抜けていて噛むのが大変そうな様子の子も見られました。それでも、乾パンが美味しいと時間をかけながら黙々と食べる姿がとても可愛らしかったです。
普段とは違って1日がかりの避難訓練となりましたが、子どもたちみんな頑張っている姿がたくましかったです。まだ、備蓄品を揃えていない家庭がありましたら、ぜひ今回の訓練を気に考えてみてください。
YMCA東かながわ保育園 栄養士 平野